1.自転車日本一周のその後

自転車日本一周の旅が終わり、自分ができること、お坊さんにできることについて悩む日が続く。
他のお坊さんは自分の無力さをどのように解決したのか尋ねたい思うが、恥ずかしくて聞けないのが正直なところ。今の自分には社会経験が他の人に比べて少ない。そこで檀務(※寺の仕事)をしつつ、空いた時間にアルバイトをして今の状況を打開したいと考えた。が、周りからはやめた方がいいと言われ、あきらめることにした。

2003年2月某日、新聞を読んでいると「ホームヘルパー2級」の講座について募集しているのをみつけた。近い将来取得してみたいと思っていた数日後、偶然にも友人のMから電話が来て、一緒に勉強しないかと誘われ4月から約3ヵ月通うことに決めた。(※まだこの時点では東日本縦断することは考えていなかった)

2.ソーラーカー日本一周参加の依頼

日テレ「ザ!鉄腕!DASH!!」の「DASH村」が好きで毎週日曜欠かさずに見ていた。

「DASH村」以外に2002年ソーラーカーで日本一周する企画が始まり、同年11月24日、東京の晴海埠頭からソーラーカーのだん吉号がスタート。4ヶ月前(2002年7月)に日本一周を終えた私としては、自分が進んだ道を振り返りたいということで日曜日が楽しみだった。しかし、数ヵ月経っても一向に進まず、2003年4月の段階で宮城県にすら来ていない状況に、視聴者である私がやきもきしていた。

ちょうどそんな時に日テレから電話がかかってきた。

「日テレの〇〇と申します。ソーラーカーのだん吉号に乗って宮城県の道路を運転してほしいのですが・・・」

TOKIOのメンバーが運転しているのに、なぜ自分に電話がかかってくるのだろうか?これは新手の詐欺か?と思いながらも詳しく話を聞いてみた。日テレのスタッフが言うには、TOKIOのメンバーが忙しくて視聴者参加型に変えようとのことだった。なぜ私に電話をかけてきたかというと、「ソーラーカー日本一周ひとふで書き」制作担当であるTさんは、伊勢神宮で知り合ったバイクの旅人Gさんの親戚で、もし視聴者参加型にするのであれば宮城の村上さんだということで推薦してくれたそうだ。

数日後、瑞雲寺に日テレのスタッフ3人来山。
約2時間ほど話をした後、ソーラーカーには5月中旬に乗ることになった。

その後、寺の用事がある為、泣く泣く辞退。
正直言うと、法螺貝を持ってソーラーカーに乗る予定だった。

「ソーラーカー日本一周ひとふで書き」視聴者参加第一号になる予定だったが、この話は無くなってしまった。いつまでも悔やんでいてもしかたがない。辞退したのを機に再び旅に行きたくなってきた。

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※「ソーラーカー日本一周ひとふで書き」は2002年11月24日(放送)に始まり2010年4月11日(放送)に終わっている。

3.茶の間にある地図帳

茶の間には分厚い地図帳が置いてある。
テレビでわからない地名やソーラーカーのだん吉(ザ!鉄腕!DASH!)が通った道は、この地図帳で探すのが日課になっていた。地名を探すたびに、行きたい場所がどんどんと増えていく状況に、旅をしたいという欲が芽生えてしまう。

昨年の自転車日本一周の際、行けなかった仏ヶ浦の道路、十和田湖、三陸の道路、遠野、磐梯吾妻スカイライン、猪苗代湖、日光、桐生、日本国道最高所にある渋峠、富士山周辺、箱根峠など、行きたい場所を点と点を線で結ぶと、ちょうど東日本を縦断するルートが出来上がった。「もうこれは行くしかない!」とその時思ったが、今年はホームヘルパー2級の資格取得や寺の行事があるので、旅に出るとしたら来年(2004年)になるだろう。

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東日本縦断ルート(計画)

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茶の間にある分厚い地図帳

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テレビでわからない地名があると、この地図で調べるのが日課になっていた。

4.自転車を新調

アウトドア雑誌「BE−PAL」2003年4月号を読んでいた時のこと。
数ページほどパラパラとめくっていると、タイトルに「旅に出たくなるロードバイク」という文字が目に入った。スチールのフレームで出来たと思われる細い自転車の写真を見た瞬間「これだ!」と感じた。色は派手過ぎずグリーン&クリームの二色。地味なカラーリングの自転車だが自分にはかっこよく見えた。値段は8万9千円と何とか手が出る範囲内である。

自転車日本一周旅の相棒であるREI社のサファリは、アルミのフレームに微細なヒビが入り修復が困難だということで、結局買い替えることに決めた。早速、数店問い合わせをしてみるが、すべて売り切れ。あきらめきれず、東京都内にある自転車店に問い合わせたところ、1台だけ在庫があるとのこと。身長・体重などの体のサイズを店員に知らせ、ピッタリだということがわかり、すぐ予約を取った。

自転車代金を銀行から振込み、数日後に自転車が到着。
印象は、雑誌で見た通り、材質がスチールで出来ているだけにフレームが細くてかっこいい。それでいて旅もできるというのだから、何となく得をしたような感じがする自転車だ。名前はジェイミス社のオーロラ。なんだか夢のある名前だ。

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アウトドア雑誌「BE−PAL」2003年4月号

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「旅に出たくなるロードバイク」ジェイミス社のオーロラ

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グリーン&クリームのカラーリングとスチールでできたフレームの細さに自転車の美しさを感じた。

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自転車の細部の説明

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同じく自転車の細部の説明

5.出発に向けての準備

地図帳を眺めてじわじわと湧き上がってきた東日本縦断の目標が、新しい自転車が手に入ったことにより一層現実味をおび始めた。具体的には瑞雲寺観音講祭典が終わった後の4月下旬(2004年)に出発することに決めた。

茶の間にある分厚い地図帳で何度もルートを考え、最終的には交通機関(※行き高速バス・帰り電車)を利用した東日本縦断する旅にしようと目標を定める。今回は荷物を極力減らし、リュックと、後ろの荷台に積むだけにしたいと考えた。理由は、交通機関を利用した輪行(※自転車をばらして持ち運ぶ)をする為である。輪行の良い所は交通機関を利用することで、以前通った道をカットすることができ、そして日数を短縮することができる点にある。

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輪行袋に自転車を入れて移動

リアキャリア

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リアキャリアはミノウラ

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モンベルのドライバッグには主に下着・ガス・食器類・風呂用具・食糧等を入れた。

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左からモンベルのムーンライトテント・モンベルの春秋用寝袋・寝る時に使用するマット(坐禅もできる)

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リアキャリアに荷物を取り付けた写真

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斜めから

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後ろ

リュック(ドイツのドイター製)

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ドイターのスーパーバイクS
サイクリストの事を考えて造られたリュック。
リュックにはカメラ・フィルム・財布等の貴重品を入れることにした。

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前回のリコーのカメラは写りは良かったが、たまにフィルムの装填に失敗することがあった。
フィルムをただ入れるだけという失敗が無いAPSカメラを持っていくことにする。
メーカーはキャノンのIXY。このカメラにはリモコンがついており一人で撮影する時に重宝するかもしれない。

スピードメーター

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キャットアイのコードレス2
コードレス(線無)なので輪行しやすい。


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