第347日目 2009年8月3日 北海道目梨郡羅臼町〜北海道標津郡標津町

外を見ると曇りだ。

自分が北海道に来てからというもの晴れた日というのは、数えるくらいしかない。

それでも利尻山と羅臼岳では貴重な晴れの日に登ることができた。

雨よりはましだと思い少しでも前に進むことにした。

 

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「北の国から 2002遺言」で使われた純の番屋。いつか北の国からのロケ地巡りをしたい。

 

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世界的に珍しい光苔を見ることができるマッカウス洞窟

 

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2度目のマッカウス洞窟だが、どこがどう光っているのかわからなかった。残念。

 

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ひかりごけの説明

 

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ひかりごけを見る方法

 

羅臼の町を過ぎ快調に進んでいると、昨日、知床峠の下りで物凄いスピードで追い抜いて行ったどこかの大学のサイクリング部がコンビニで休んでいた。これからどこへ行くのか話を聞くととにかく南の方を目指すとのこと。お互い旅を楽しもうと言って別れた。

 

標津には11時過ぎに到着。

町内のコンビニで昼食を済まし、野付半島のトドワラを目指す。

半島のつけねあたりまで進んで雨がポツポツと降り出してきた。

 

「これくらい大丈夫だろう」

 

と思って前に進めば進むほど、雨が強くなり、とうとう土砂降りになってしまった。

幸いにも近くにあった東屋に避難。

 

しばらく雨宿りをしながら、野付半島のネイチャーセンターへ行くと思われる観光バスや車をボーッと眺めていた。

 

「雨に当たらず目的地に着ける車っていいなぁ」

 

自転車に乗って雨風に当たるとなぜかマイナス思考に陥ってしまうのが自分の悪い癖だ。

 

何とかマイナス思考を取り払い、今後どうするか地図を取り出して検討してみた。

野付半島は地図で見ると小さいが実際には往復37km、トドワラまで歩いて往復3kmもある。

こんな土砂降りの状況の中、誰が考えてもこの先進んでもしようがないと思いトドワラ見学は中止にすることにした。

 

雨が弱くなったところで宿泊場所探しに町中をうろうろしていると、ガレージのシャッターに、まるで一筆書きのようにスプレーで書かれたライダーハウスの文字があった。ここは北海道0円マップにも載っていないライダーハウスのようだ。

 

「こんにちは!」

 

と声を掛けても誰もいない。

入口に連絡先が書いてあったので携帯を取り出し連絡してみる。

ちょっと緊張したが、宿泊のOKの返事をもらい入ってもいいとのことだった。

 

しばらくして、ライダーハウスをされている方が戻ってこられた。

話を聞くとその方は約2年ほど前に家を借りて住むことになったそうだ。

何とか泊まる所が見つかって本当に助かった。

 

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ライダーハウス クレイジーマッハ

 

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雨に濡れた衣類を乾かせていただく。

 

 

距離:65.7km

積算距離:24650.59km

宿泊:クレイジーマッハ(ライダーハウス)


第346日目 2009年8月2日 北海道斜里郡斜里町〜北海道目梨郡羅臼町

8時、玄関前でスタッフの方と一緒に記念撮影。

その後、描いて間もないユースの旗(※2日前に完成)を振られて出発。

 

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スタッフの方と記念撮影

 

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できたばかりの旗

 

朝から雨だと思っていたのが、曇りだったので助かった。

知床自然センターに立ち寄った後、フレペの滝を見学。

フレペの滝は案内板の説明によると、ホロホロと流れ落ちる様が涙に似ていることから別名「乙女の涙」ともいわれるとあった。

 

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知床自然センター

 

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知床連山。右端が羅臼岳。

 

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フレペの滝

 

9時30分に知床峠を目指して出発。今回の峠越えは2001年の時と逆のコースをたどる。

自分の計算によると峠は1km進んで50m上がる。

自分の体力を考えながらペダルを漕いだ。

 

坂の途中、大学のサイクリング部二団体に声かけて追い抜く。

自分が速いのではなく、おそらく遅い人に合わせて進んでいるのだろう。

 

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標高500m地点にて

 

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振り返って撮影

 

10時30分頃、知床峠に到着。

石碑の撮影をしていると、追い抜いた大学のサイクリング部の姿が見えた。

 

「どんな自転車乗っているの?」

 

と興味があったので自転車の装備の写真を撮らせてもらった。

 

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知床峠の石碑

 

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横断道路の由来

 

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羅臼岳と知床峠

 

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羅臼岳に雲がかかってきた。

 

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サイクリング部が到着

 

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自転車を見せてもらう。

 

その後、ガスが酷くなり羅臼方面に降る。

羅臼側の知床横断道路は曲がりくねった道路が多いので適度なスピードを保つのに気を使う。

登りで追い抜いた大学のサイクリング部が「下で待ってます」と声を掛けられて物凄いスピードで自分を追い抜いて行った。

 

「ところで下ってどこ?」

 

と考えながら降る。

自分の場合なぜか自転車の下りは本能的に怖くてブレーキを離すことができないのだ。

 

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羅臼側の知床横断道路

 

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2001年に撮影

 

体が冷えたので熊の湯へ。

先程追い抜いて行ったサイクリング部がいると思ったがいなかった。

この温泉は滅茶苦茶熱くて旅人の間でも有名だ。

ぬるくすると地元の人に怒られるという噂がある。本当だろうか?

 

早速、自転車に鍵をかけて温泉へ入る。

自転車の降りで体が冷えたせいか湯の温度はちょうどに感じる。

だが、車で来た人は熱くてたまらず湯から出て休んでいた。

 

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熊が出そうな雰囲気

 

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熊の湯温泉外観

 

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結構厳しい十ヶ条

 

その後、今にも雨が降りそうな天気だったので今日の宿はどうするか迷った。

宿を確保するために、夜食食べ放題のライダーハウス「いっぺんきてみなが」に電話をするが誰も出ない。

 

ライダーハウス「知床観光ホテル」(2010年7月閉館)に泊まれるかどうか実際に行ってみたが、まるで病院の廃墟のような外観に後ずさりしてしまった。

 

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病院の廃墟のような旧丸森東中学校の校舎にも似ている知床観光ホテル

 

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字が所どころ落ちてしまっている。

 

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自分が卒業した丸森東中学校の校舎(※取り壊して今はない)

 

気を取り直して、以前泊まったことのあるライダーハウス「熊の入った家」に電話をするとOKの返事をもらった。

ちょっと遠かったが気合を入れてペダルを漕いだ。

 

到着後、雨が本降りになり間に合ってよかったと心の底から思った。

 

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ライダーハウス熊の入った家

 

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こういう屋根裏が欲しい

 

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屋根裏には窓が付いていて外の様子が見える。

 

 

距離:42.76km

積算距離:24584.89km

宿泊:ライダーハウス熊の入った家


第345日目 2009年8月1日 北海道斜里郡斜里町

今日の天気は朝起きた時から最高だった。

7年前の旅で岩尾別ユースに泊まった時、部屋で一緒だった人が、「羅臼岳は疲れたけどとても良かった」という言葉が忘れられなくて、やっと今日念願が叶えられると思うとうれしくなった。

 

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ユースにある手書きの観光地図

 

7時45分、ユースのワゴン車で羅臼岳登山口まで乗せてもらう。

準備体操をした後、8時に出発。

 

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羅臼岳登山口

 

弥三吉水は飲んでもいいとの事だったが、地図には要煮沸とある。

しかしのどの渇きに逆らえなく飲んでしまった。

 

羅臼岳は熊が出るというので口笛を吹きながら登る。

小さな法螺貝を持ってくればよかった。

 

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ヒグマ出没多発地区らしい

 

途中、雪渓があり、滑りそうでひやひやものだった。

 

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雪渓

 

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結構怖い

 

ちょっと平らな羅臼平に到着。

ここの場所にテントを張っている人が何人かいた。

その場所からの羅臼岳の展望は最高だった。

 

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羅臼平

 

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羅臼岳

 

山頂が近づくに従い石が大きくて進むのが大変になってくる。

 

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進むのが大変な岩場

 

しばらく進むと岩清水という最後の水飲み場に着いた。

とても冷たくて何杯も飲んでしまうほどおいしい。

 

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岩清水

 

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頂上までもう少し

 

11時30分、山頂に到着。

 

祠で記念撮影し、見晴らしの良い所で弁当を食べた。

遠くには国後島、択捉島がきれいに見える。

 

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羅臼岳頂上

 

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お地蔵様に手を合わす。

 

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弁当にあったうれしい一言

 

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国後島

 

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ウトロ側の知床横断道路

 

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羅臼側の知床横断道路

 

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国後島と羅臼

 

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昨日歩いた知床五湖の木道

 

斜里岳は雲がかかって残念ながら見えなかった。

羅臼方面から登ってきた人と話では、遠くでヒグマを見たとのことで、とても怖かったと言っていた。

 

山頂にガスがかかってきたので約1時間30分程いて降りることにした。

帰りは足を捻挫しないよう気を使いながら降りる。

 

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羅臼岳の高山植物

 

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足を滑らせないよう慎重に降りる。

 

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角が立派な鹿に遭遇

 

登山口には16時ちょっと過ぎに到着。

ホテル「地の涯」の温泉で登山の疲れを取った。

帰りはバスに乗り、17時にユースに到着。

 

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ホテル地の涯に到着

 

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念願が叶った羅臼岳登山だった。

 

夕食まで時間があったのでユース内を探検

 

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ユース内の本棚

 

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懐かしい漫画

 

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素晴らしい彫り物

 

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岩尾別旅情

 

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70、80年代の旅人はみんな歌ったんだろうなぁ。

 

 

距離:羅臼岳登山往復10km

宿泊:知床岩尾別ユースホステル


第344日目 2009年7月31日 北海道網走市〜北海道斜里郡斜里町

相変わらず背中の痛みで寝がえりをうつのが辛くて目が覚める。

このまま自転車の旅をやめようかと思うほどの痛みだ。

リュックを背負わないで進んでみようと考えながら再び寝た。

 

朝5時過ぎに起床。

お湯を沸かして飲む。

 

リュックの荷物を取り出し、リヤ(後ろ)のバックに分散して入れた。

荷物をまとめ終え、7時過ぎに出発。

 

網走市内に入り、すき家で朝定食を食べた。

網走の町は海が近いせいか霧が多く、夏にしては肌寒かった。

 

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網走駅

 

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網走駅の説明

 

その後、アップダウンもなく斜里に到着。

市内でパンを食べ、右手首の痛みが酷くなっていたのでサポーターを購入した。

 

背中の痛み軽減する為、リュックの荷物をリヤのバックに分散して入れた結果、自転車の後輪に負担がいってしまいパンクしてしまった。原因はタイヤではなくチューブが耐えられなかったようだ。パンク修理のお陰でよい休憩になり背中の痛みが少し和らいだ。

 

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ドライブインの廃墟

 

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小清水原生花園

 

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北海道らしい直線の道路

 

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オシンコシンの滝

 

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滝の説明

 

小さなアップダウンを繰り返し、ウトロに到着。

市内には観光客がたくさんいて活気があった。

 

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ワニガメのような山

 

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オロンコ岩

 

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ゴジラ岩

 

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正面の尖がった山は羅臼岳

 

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ウトロの町

 

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鹿

 

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羅臼岳をバックに撮影

 

今日の宿である知床岩尾別ユースホステルに到着し受付を済ます。

その後、時間があったので知床五湖まで自転車で行った。

 

荷物を外した自転車はどんな坂でも登れそうな軽さに驚く。

 

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2回目の岩尾別ユースホステル

 

五湖を見学しようと思ったが、熊が出てきたために道は閉鎖、木道だけを歩いて帰ってきた。

 

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五湖レストハウス

 

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全面閉鎖中の看板

 

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木道

 

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岩尾別の夕日

 

 

距離:105.13km

積算距離:24542.13km

宿泊:知床岩尾別ユースホステル


第343日目 2009年7月30日 北海道北見市〜北海道網走市

夜中、寝返りを打てないほどの背中が痛みで目が覚める。

おそらくリュックが重くて、知らず知らずのうちに疲労が蓄積していったのだろう。

自転車旅において、背中や腰に負担をかけるリュックは避けた方がいいのかもしれない。

 

うとうとしそうな時に猛烈な雨音で再び目が覚めた。

幸いにも朝方には雨が上がり、曇りになっていた。

 

夏場の強烈な日差しよりも、涼しい曇りの方が自分には合っているように感じる。

朝食を食べていなかったので、北見市内のコンビニでおにぎりとパンを食べた。

 

北見を過ぎ端野へ。

この地区は丸森と姉妹都市を結んでいる。毎月発行の広報まるもりの最後のぺージには「北の国から」と題し端野自治区のコーナーがあり、いつか行ってみたいと思っていた。

 

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端野町へ

 

端野の郵便局でハガキを出し、端野駅前に行ってみる。

駅前にある案内板には、丸森町との関わりに関することが書いてあった。

そこには、昭和5年に門間明さんという方が、故郷丸森で習得した山伏神楽を、豊実地区の方々に教えたのが始まりだとあった。

 

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端野郵便局

 

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端野駅

 

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案内板

 

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豊実神楽

 

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端野町商工会

 

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米貯蔵庫

 

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端野町のマンホール

 

米貯蔵庫で記念撮影した後、のんたの湯へ。

ここには丸森町大内から渡って行ったドラえもんの像があるらしい。

郵便局から約1キロくらいの所にのんたの湯はあった。

 

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のんたの湯(※端野総合産業課の佐々木氏写真提供)

 

ドラえもん像の後ろの銘を見て驚いた。

なんと瑞雲寺の寺名を彫った石碑を寄付した栗和田さんの名前があったからだ。

しかしなぜドラえもん像なのだろうか?という疑問は残った。

帰ったら栗和田さんに聞いてみよう。

 

これからも交流が続いてもらいたいと思う。

 

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のんたの湯玄関前のドラえもん像(※端野総合産業課の佐々木氏写真提供)

 

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ドラえもん像の銘(※端野総合産業課の佐々木氏写真提供)

 

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後ろには瑞雲寺の寺名が彫られた石碑を寄付した栗和田さんの名前があった。(※端野総合産業課の佐々木氏写真提供)

 

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栗和田さんが寄進した瑞雲寺の銘が彫られた石碑

 

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北見市端野総合支所

 

端野町を後にし、順調に距離を伸ばした。

網走には14時過ぎに到着。

網走湖のほとりにテントを張るには早い時間だ。

 

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端野町を過ぎたあたりの畑

 

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メルヘンの丘

 

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網走湖

 

これからどうするかカヌーショップを経営しているおじさん(この人も自転車で旅をしていたとのこと)と話をすると、

 

「今日は絶対ここでテントを張った方がいい!」

 

と念を押された。

 

「なぜですか?」

 

と聞くと、今日は湖に沈む夕日は最高なはずという答えだった。

時間は早かったが、おじさんの言葉を信じ、ここで休むことに決めた。

 

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網走湖の夕日

 

おじさんの言う通り最高の夕日を見ることができた。

 

 

距離:100.58km

積算距離:24437.38km

宿泊:呼人浦キャンプ場



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